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長崎県産100%の「オリーブジャム」 添加物は砂糖だけ、地元限定販売

小(80グラム入り)、大(160グラム入り)

小(80グラム入り)、大(160グラム入り)

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 土産品商社の「鳴滝」(長崎市本原町、TEL 095-847-1525)が4月10日、長崎県長与町産のオリーブを使った「オリーブジャム」の販売を始めた。

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 尾曲がり猫やチリンチリンアイスなど、長崎を象徴するデザインのオリジナルキャラクター商品や土産品を開発・販売する同社では、3年前から地元のオリーブ農家や県外の加工業者と共同でオリーブを使ったあめやようかんなどを製造・販売してきた。昨年夏、内山洋二社長が「オリーブそのものを生かせるような製品ができないか」と思い立ち、オリーブジャムの開発に取り掛かった。

 オリーブはもともとスペインやイタリアなど地中海地域で広く栽培されている果実で、日本では香川県小豆島で1910(明治43)年ごろ初めて栽培に成功した。内山さんによると、現在では国内消費が伸びているため九州各地でも栽培されているが、国内産オリーブは外国産に比べて価格が高いため、加工品には外国産を使う場合が多いという。

 4月初めに完成した同商品は、長与の農家が無農薬で育てているオリーブ100%で作った生ジャムに砂糖を加えただけ。着色料、保存料、香料などは一切入っておらず、賞味期限は製造日から1年間という。

 「もともとオリーブジャムは保存性に優れている」と内山社長。「砂糖しか加えないことで長与の無農薬オリーブの価値を守りたいと思った」とも。

 県外で販売してほしいとの声もあるが、まずは地元限定販売から始めるという。「いいものができたという自負はあるが、評価するのは消費者の人たち。そこは絶対に勘違いしてはいけないと思う。まず長崎の人たちに還元してから少しずつ広げていきたい。還暦を過ぎてから、地元に何か喜ばれるものを残したいという気持ちが一段と強くなった」と話す。

 価格は、大(160グラム入り)=800円、小(80グラム入り)=500円。長与オリーブ園(長与町嬉里郷)、「長崎たなか」アミュプラザ長崎店(尾上町)で取り扱う。

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