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長崎の小学校で「願い合唱団」が初練習 天空の城に「君をのせて」

長崎の小学校で「願い合唱団」が初練習 天空の城に「君をのせて」

竹村真一さん(左端)の手話に合わせて合唱するメンバー

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 長崎市立諏訪小学校(長崎市諏訪町)敷地内にある市民交流施設で1月5日、カトリック愛宕教会(愛宕4)で今月11日に合唱を披露するアマチュア合唱団が今年初となる練習を行った。

ストレッチ中のメンバー

 「726願い合唱団」と名付けられた同グループは昨年6月26日、同教会で開かれた特別ミサで長崎市出身の歌手・上奥まい子さんが歌う「願い」(作詞=上奥まい子さん・伊藤心太郎さん、作曲=伊藤心太郎さん)を合唱するために結成された。合唱団メンバーの一人で、2009年に水難事故で長男「ゆう君」(当時=小学1年生)を亡くした吉田由美さんが2012年に刊行した著書「ひまわりは笑ってる」(文芸社刊)を上奥さんが読んだことがきっかけとなって誕生した同曲。上奥さんは同書に描かれたイメージをヒントに、ピアニストで作曲家の伊藤心太郎さんとともに同曲を作り上げた。

 この日の初練習には老若男女13人が参加。練習会場には18時ごろから仕事を終えたメンバーが少しずつ集まり、それぞれ発声練習やストレッチ体操などに取り組んだ。

 合唱本番の11日は故人の「誕生日ミサ」。同合唱団は、故人が生前に大好きだったという宮崎駿監督のアニメ映画「天空の城ラピュタ」(1986年公開)からテーマソング「君をのせて」(作詞=宮崎駿さん、作曲=久石譲さん)を披露する。昨年10月から同所や愛宕教会で毎週2回以上練習を重ねてきたメンバーらは、9人集まった時点で全体練習を開始。「アルト」「ソプラノ」「テナー」など、パート毎に手作業でCDに収録したピアノ伴奏の音が会場に鳴り響いた。

 「あの地平線、輝くのは、どこかに君をかくしているから」

 メンバーらは自身のパートになると、背筋を伸ばし、口を大きく開けてそれぞれが歌唱。ハミングを担当するメンバーは目を閉じ、全体のハーモニーに気を配りながら歌声を引き立たせる。

 「いつかきっと出会う、ぼくらをのせて」

 上手く歌えたと思ったメンバーに、歌唱指導の鈴木妙里さんから「げき」が飛ぶ。「声が下がっている。もっと子音を上げて」と鈴木さん。ワンフレーズずつ声の抑揚まで細かくマンツーマン指導する。メンバーらは真剣な表情で練習に打ち込んだ。

 昨年の「願い」合唱で歌詞の手話を披露した竹村真一さんが少し遅れて到着。曲目を「願い」に変更したメンバーらは、竹村さんの手話をタクト代わりに練習を続ける。練習の手応えについて女性メンバーの一人は「前回の合唱からブランクがあったが、思ったより歌が体に染み付いていた。意外だった」と説明する。

 吉田さんは「内輪だけのささやかなミサだが、多くの仲間に支えられて本当にありがたい。天国の息子にもしっかり届いていると思う」とほほ笑む。

 「天空の城ラピュタ」公開から今年でちょうど30年。銀行員の男性は「誕生日ミサの4日後に、テレビでラピュタが放送されることを最近知った。天空の城に願いが届いたのかもしれない」とも。ミサ開始は19時。

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