長崎の寺院で「ノンフィクション漫談ライブ」

コラアゲンはいごうまんさん © WAHAHA本舗

コラアゲンはいごうまんさん © WAHAHA本舗

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 JR長崎駅から徒歩10分ほどの場所にある寺院「観善寺」(長崎市玉園町)で5月21日、体験ノンフィクション漫談家「コラアゲンはいごうまん」さんのライブが開催される。

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 同ライブはコラアゲンさんが一人で巡業している全国ツアー「僕の細道」の一環。長崎では2008年に長崎ブリックホール(茂里町)で初めて開かれ、今回で6回目の長崎公演となる。

 コラアゲンさんは1988(昭和63)年、吉本興業が運営する吉本総合芸能学院(NSC)に7期生として入学してから芸歴28年に及ぶベテランお笑い芸人。当時の元相方は、雨上がり決死隊の蛍原徹さん。その翌年、オール巨人さんに弟子入り。関西の寄席やテレビ、ラジオなどで活躍した。

 1999年、フリーとなって上京。東京でさまざまなお笑いライブなどに出演していたが、2001年に「WAHAHA本舗」の社長であり演出家の喰始(たべはじめ)さんと出会う。その後、喰さんから出されるテーマを実体験し、そこで実際に遭遇したドラマを笑いのネタにする「体験ノンフィクション漫談」という芸風を確立した。通常は潜入できない団体への潜入や、危機一髪の実体験、刑務所慰問の体験などをネタにして臨場感あふれる過激な表現で話を盛り上げる。テレビなどの既存メディアでは放送禁止の内容に当たるネタが多く、放送するにはネタの時間が長いことからライブでしか聞けないという。2014年11月の県立図書館での公演では、開催を知ったコラアゲンさんのファンが熊本から駆け付ける一幕もあった。

 会場となる観善寺は、NBC長崎放送(上町)から200メートルほどにある浄土真宗本願寺派寺院。境内には市が天然記念物に指定するクスノキがあり、さだまさしさんの小説「解夏(げげ)」の中では高野家の墓所として登場する。

 長崎公演を個人的に引き受けて主催するサポートスタッフは「コラアゲンさんの魅力は、一言では表現できない。とてもメディアでは話せない内容に驚くことも多いが、ライブでしか味わえない醍醐味でもある。どの話も最後まで聞けば、人間愛にあふれているのが理解できるはず。確かに売れていないが、これほど飾らず正直に人間の本質を話せる芸人はいない」と話す。

 13時30分開場。14時開演。料金は1,000円(高校生以下無料)。20日19時から「独楽(こま)劇場」(諫早市八天町)でも公演する。

 問い合わせは「コラアゲンライブ・長崎サポート」(TEL 070-5483-8146)。

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