長崎の音楽家グループ「長崎バンドの輪」が結成10周年  

結成10周年パーティーの記念撮影

結成10周年パーティーの記念撮影

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 長崎のミュージシャンらでつくる団体「長崎バンドの輪」が今年、結成10周年を迎えた。

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 ライブ企画を通じて音楽好きな人たちを応援することを目的に、長崎で活躍するミュージシャンらが2006年12月に結成した同団体は、コミュニティーラジオ局「長崎市民エフエム放送」で、団体名をタイトルとする音楽トーク番組を毎週月曜の夜に放送している。同番組は「バンラジ」の愛称で親しまれており、インターネットを通じて全国各地に根強いファンを持つ。

 同団体が公共施設などで開いている無料ライブは、2006年12月に大村市内の小さなライブハウスから始まった。これまでに取り組んだ音楽イベントの開催実績は、福祉支援活動や新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震などのチャリティー活動、障がい者施設への慰問活動など幅広い。11月20日には団体のメンバーや協力者など約70人が集まり、長崎市内のホテルで結成10周年パーティーが開かれた。

 リーダーで「トミーズ音楽工房」(大村市)代表の久冨政幸さん(51)は、自身が作曲した「今なら言えるありがとう」(作詞・本城恵さん)で2009年度「わたぼうし大賞」を受賞。同賞は、障がい者が書いた詩に曲を付けた作品を発表する音楽イベント「わたぼうしコンサート」のノミネート曲の中から最も優れた作品に贈られる。2012年には長崎在住の歯科医師・稲沢陽三さんが書いた詩に久冨さんが曲を付けた長崎観光イメージソング「長崎夢散歩」を発表。同年7月1日、明治時代に建築された国指定重要文化財「東山手甲十三番館」(長崎市東山手町)で披露ライブが開かれた。

 「かまお」の愛称で親しまれる久冨さんは「光陰矢のごとしと言うが、あっという間の10年だった。これからも体力が続く限り、長崎のミュージシャンの底力を知ってもらえる活動を続けたい」とほほ笑む。

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