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長崎・茂木港で「ぶらぶらイルカウオッチングツアー」

イルカウオッチングの様子

イルカウオッチングの様子

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 茂木港(長崎市茂木町)で3月20日、「ぶらぶらイルカウオッチングツアー」が行われた。

富岡城内には勝海舟など4人の銅像が立っている

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 熊本県苓北町の富岡港と茂木港間を毎日4往復する高速船を運航する「苓北観光汽船」が企画した同ツアー。ゲストハウス「ぶらぶら」(茂木町)が参加者を呼び掛けた。

 鎌倉時代から数百年にわたって天草を統治する中心拠点として栄え、長崎と長い交流の歴史を持つ苓北町は、2011年9月末まで町営でフェリーを運航していたが不採算で廃止となり、その後を継いだ旅客専用高速船も2013年10月に廃止された。その後、同町の漁業関係者が中心となり設立した「苓北観光汽船」が、2014年4月から現在の新造高速船を運航している。

 この日は、小雨が降る中、子どもを含む約30人の参加者が茂木港に集合し、10時過ぎに、富岡港に向けて参加者を乗せた高速船が出港した。富岡港ではイルカウオッチング用の高速船に乗り換え、イルカが生息する海域を周遊した。目的地近くでは客を乗せた他社の船も近づき、参加者らは「いたいた」「こっち、こっち」などと歓声を上げたり、イルカが泳ぐ方向を指差したりしながらイルカウオッチングを楽しんでいた。

 12時30分ごろ富岡港に戻った一行は、昼食の後、島原の乱で一揆勢が激しく攻撃しながらも落城しなかった富岡城跡などを見学した。悪天候のため予定を1時間半ほど早く切り上げ、富岡港を出発した参加者らは15時20分ごろ茂木港に到着した。

 長崎市在住の濱田真梨子さんは「かわいいイルカを近くで見ることができて楽しかった。機会があればまた参加したい」と笑顔を見せる。

 苓北観光汽船長崎営業所長の鉄本浩一郎さんは「楽しんでもらえてよかった。今後も楽しんでもらえる企画を考えたい」と意欲を見せる。

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