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長崎・時津町国道沿いに「らーめん 心晴屋」 お子さまメニューも

益田脩平さん

益田脩平さん

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 国道206号線沿いに4月13日、家族連れで楽しめるラーメン店「らーめん 心晴屋(こはるや)」(時津町久留里郷、TEL 095-860-2333)がオープンした。

吉羅kira進之助さんと益田さん

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 同所は「一麺亭時津店」の跡地。同店の店長だった益田脩平さん(35)が、運営会社から店を買い取り独立開業した。

 益田さんは「自分の店を持つのが夢だった。多くの人たちとの縁と、温かい協力で実現できた」と振り返る。昨年秋、飲み仲間との会合で「独立したいが家族を養えるか心配。どうしたらいいだろう」と悩みを打ち明けたところ、昨年知り合った友人から「やればいい。私も妻子持ちだが、何とか養っている」と励まされた。

 「彼は私より5歳年下ながら経営者としては先輩。短い言葉だが背中を押された」と振り返る。益田さんは「最初は会社から慰留されたが、温かく送り出していただいた。わがままを聞いていただいた上、社長には個人的にも独立を支援していただいた。心から感謝している」と話す。

 店のロゴは益田さんの友人で、長崎を拠点に活躍する侍アーティスト「吉羅kira進之助」さんが描いた。「進之助さんに私の思いを託した。『小春日和のように温かい雰囲気の中で、皆さんの心が晴れるような店にしたい』という思いが、見事なロゴの形になった」と益田さん。

 店内にはカウンター9席と4人掛けテーブル席が3卓あるほか、ファミリーシートを設置。小さな子ども連れも楽しめるように、ぬいぐるみやガチャガチャ、絵本や漫画本など、子どもが遊べるツールがそろっている。子ども向けメニューには、おもちゃのプレゼントも用意する。

 メニューは主力のとんこつラーメンから「しょうゆ」「みそ」「ゆずそば(まぜそば)」の4種類をベースにそろえ、トッピングや麺の固さなどが自由に選べる。そのほか、定食メニューや、持ち帰り用の弁当も。

 益田さんは「従来のラーメン店は、家族連れには利用しにくいイメージがあった。今後は、前職で培ったこだわりを守りつつ、多くの人に親しまれるような柔軟な発想をメニューに取り入れたい」と意気込む。

 営業時間は11時~24時(ラストオーダーは23時45分)。

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