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長崎市長・市議らがかもめ広場で街頭募金-外国人旅行者も募金に協力

街頭募金に立つ田上富久長崎市長と長崎商業高校の生徒ら

街頭募金に立つ田上富久長崎市長と長崎商業高校の生徒ら

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 JR長崎駅かもめ広場(長崎市尾上町)で3月14日夕方、田上富久長崎市長をはじめ長崎市議会議員、社会福祉協議会関係者や長崎商業高校の生徒らが地震災害義援金の街頭募金を行った。

募金した女性に頭を下げる長崎市議

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 長崎市関係者によると、この日、市役所で消防隊や給水車を災害現場に派遣する出発式があり、隊員を見送った後「自分たちでも何かやることはできないか?」という話し合いを行った結果、街頭募金活動を行う話が急に決まったという。市議会議員約40人が参加することになり、市長や副市長、社会福祉協議会関係者や長崎商業高校の生徒らとともに長崎駅前とチトセピア(千歳町)の2カ所に分散して街頭募金活動を行うことになったという。

 長崎商業高校からは生徒会メンバーと商業クラブの部員が参加。商業クラブは地域おこしを実践する部活動。12日・13日は滑石(なめし)ショッピングセンターで3年前から販売している「くじラブ焼き」を1個100円で売ったが、売上金約10万円と募金箱との合計約12万円を日本赤十字社を通じて募金する予定。「くじラブ焼き」はちょうどたい焼きのようなスイーツで、くじら文化を広める目的で月1~2回ほどイベントなどを開くときに販売している。引率の烏山末義教諭は「社会勉強と社会貢献が同時にできて生徒も楽しく頑張っている」という。

 募金会場の外は夕方からあいにくの雨に見舞われたが、街頭募金は17時30分から1時間行われた。家路を急ぐ市民が行き交う「かもめ広場」のあちらこちらで田上市長や市議らが大きな声で募金を呼び掛けると、足を止めてお金を入れる市民の姿が多く見られた。中には外国人観光客らが募金する光景もみられ、募金を受けた市議や生徒らは深々と頭を下げていた。

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