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川原海水浴場で海開き前安全祈願 僧侶10人が参加、地域住民と清掃活動も

祈願の様子

祈願の様子

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  川原海水浴場(長崎市宮崎町)で6月25日、「海中安全祈願」が行われた。主催は、海の家「Bluebeach(ブルービーチ)」、長崎県日蓮宗青年会。

祈願の様子

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 もともと2店あった「海の家」が毎年共同で、海開き前に近くの神社に依頼していた同行事。海の家の1店が撤退したことをきっかけに、海の家Bluebeach店長の伊藤舞さんが5年前から日蓮宗寺院「真乗院」(蚊焼町)に祈願を依頼するようになった。

 真乗院住職の加藤経啓さんによると、長崎県日蓮宗青年会では地域活動が新型コロナウイルス感染拡大の影響でほとんどできない状況となっていたが、「海岸清掃なら密にもならずに行うことができるのではないか」と考え、伊藤さんに青年会僧侶も参加しての海岸清掃を同時に行うことを提案。昨年の行事では10人ほどの僧侶が一斉に集まり読経する姿が参加していた海の家の関係者からも「圧巻の光景」と好評だったことから、マリンスポーツや釣りなどを楽しむ人などに声を掛け、海上安全祈願と清掃活動をイベントとして初めて行うことにした。

 この日の行事には長崎県日蓮宗青年会の所属僧侶10人が参加。集まった一般参加者約30人と一緒に「今年の夏も安全に何事もなく思いっきり海遊びができますように」と祈願。コロナ禍の早期収束も願った。参加した男性は「一斉に祈願する姿は圧倒的だった」と笑顔を見せる。

 その後、参加者と僧侶でトングとゴミ袋を手に海岸清掃を行った。海岸清掃には近隣の川原小学校児童13人も参加し、1時間ほどかけて海岸のゴミを集めた。参加者の一部は海中にも入り、遊泳者の足に刺さると危険な毒針を持つウニ「ガンガゼ」を駆除した。

 同海水浴場は7月3日に海開きを迎える。

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