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長崎市内14店で「びわスイーツフェスタ」 クリと合わせた変わり種も

来店を呼びかける江原さん

来店を呼びかける江原さん

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 「びわスイーツフェスタ」が現在、長崎市の飲食店やパティスリーを中心とする14店で開催されている。

ふたを開けるとビワのコンポートが出てくる

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 イタリアンレストラン「Muggina(ムッジーナ)」(長崎市鍛冶屋町)のシェフ・鈴木貴之さんのプロデュースで、主に地産地消を推進する地元飲食店が毎年開いている同イベント。「びわスイーツフェスタ」と銘打ち、初夏の訪れを告げる長崎の代表的な果物として親しまれているビワを和食店や洋食店、パティスリーなどの参加店舗がそれぞれのアプローチでビワの味わいを引き立て、ビワスイーツとして提供する。

 ビワは中国大陸から伝来した果物で、日本に初めてもたらされたのが長崎とされる。茂木を中心に長崎市各地で栽培が盛んに行われ、生産量も同県が日本一を誇る。

 パティスリー フェリーチェ(本店=弁天町)では缶パフェ・枇杷(びわ)マロン(810円)を提供。昨年11月に発売した缶パフェの新作として、マロンクリームでビワとアンズのジュレを包んだ。

 イベントに向けて新作を開発した江原翔太さんは東京を中心に全国の洋菓子店を200店巡ったほどのスイーツ好き。ビワとナッツ類を合わせた手法をヒントに「クリとの相性も良いのではないか」と試作を重ねた。

 鈴木さんも「ビワとクリの組み合わせは意外な変わり種だが実は相性抜群。今回のイベントで提供される商品の中でもひときわ目を引く」と話す。江原さんは「ビワの味わいや特徴をあえて引き立て役として使うことで、素材のひと味違う良さを感じてもらえる商品に仕上げたかった。缶パフェは写真映えすることから、若い人に手に取ってもらえるようにと、濃厚なモンブランをビワのさっぱりとした風味で引き立てた」と話す。

 5月31日まで。

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