カレー店の親子が参加するバンドがライブ-長崎のハワイアン料理店で

ドラム担当の吉岡英一さん(62)。左の棚にはドラムのミニチュアが飾られている。

ドラム担当の吉岡英一さん(62)。左の棚にはドラムのミニチュアが飾られている。

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 長崎市のハワイアン料理店「パパリナ」(長崎市岩川町、TEL 095-842-2133)で4月16日、カレー店を営む親子のメンバーが参加するバンド「まつもとかんじ&ザ・カレーうどん」がライブを行う。

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 同バンドは2006年10月に時津町でカレー店を営む吉岡英一さんと三男の享介さん、五島うどんの店を営む松本かんじさんの3人で結成。その後、キーボードを担当する後藤さんが加わった。ボーカルとギターを担当する松本さんは東京で15年間音楽活動をしていた経験があり、地元長崎や時津の地名や風景が登場する曲を作って同バンドで歌っている。

 ドラムを担当する吉岡さんは現在62歳。ボーカルとベースを担当する享介さんは25歳。2年前には吉岡さんのために「僕は還暦」という歌を松本さんが作って享介さんが歌ってCDにした。同じく松本さんがカレー店「タージ」のCMソングとして制作した「君といっしょなら」のボーカルも享介さんが担当している。

 「親子で最年長と最年少メンバーになっている。音楽は高校1年生のころにやったことはあるが40年ほどブランクがあり、6年ほど前から再開したばかり。まさか親子でバンドをやるとは思わなかった」と話す吉岡さん。パパリナでは月1回程度、ライブを行っている。

 吉岡さんの自宅の2階に設けたスタジオで練習しているが、それぞれ仕事で忙しいので、なかなか十分な練習時間が取れないという。「ギター、ベース、キーボード、ボーカルがそれぞれ主張しすぎたら衝突が起こる。音楽はものづくりや料理と同じ。曲を聴いて覚えて練習する。互いのチームワークで一つのものを作り上げることが大切」とも。

 数年前、演奏を聴いた青年から届いたファンレターを大切に取っている吉岡さん。時々読み返しては新たな感動を覚えるという。「一人でも自分たちの音楽で感動してくれる人がいれば、モチベーションが上がる。20人程度しか入らない会場だが、多くの人に聴いてもらえればうれしい」

 ライブは21時から。

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