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長崎・戸石漁港に直売所「うおふく」 朝獲れの地魚並べる

獲れたての魚を求める多くの買い物客でにぎわった

獲れたての魚を求める多くの買い物客でにぎわった

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 長崎市たちばな漁業協同組合の直売所「うおふく」(長崎市戸石町)が11月12日にオープンした。

オープン前に行列ができた直売所「うおふく」

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 有明海潮流の豊かな恵みを受ける同エリアでは、タイやヒラメ、アシアカエビ、ハモ、ワタリガニなど年間を通じてさまざまな魚介類が水揚げされる。トラフグやタイ、シマアジ、カキなどの養殖も盛んなエリアとなっている。

 2005(平成17)年に、戸石、網場、矢上の漁協が合併してできた同漁協では、所属する朝市部会が今年4月30日まで「戸石フレッシュ朝市」として直売所を運営してきた。同漁協が直接運営することが決まり、店内をリニューアルしてオープンした。

 活魚水槽を備える店内では養殖のタイやシマアジのほか、サザエや伊勢エビ、メジナ(クロ)などを販売。その場で生け締めや血抜きをして新鮮な状態で持ち帰ることができる。キジハタや甲イカ、アシアカエビなど朝から水揚げされたばかりの魚介類も並べる。うろこ取りや3枚おろしなどにも有料で対応するほか、地元の野菜なども扱う。

 オープン当日は100人ほどが並び、思い思いの商品を手にレジに並んだ。先着20人には戸石産のカキを進呈した。

 15日・16日はオープニングイベントも開催する。両日とも「海の生き物タッチプール」を設置。15日13時から、マグロの解体ショーと試食会を行うほか、16日は13時から長崎ペンギン水族館のマスコットキャラクター「あばちゃん」が登場し、14時から餅まきを行う。

 24日には「カキ焼き」もスタート。炭代(1人500円、小学生300円)を払うと、直売所で購入したカキやサザエ、魚などを炭火で焼いて味わえる。

 同漁協の鳥越一男組合長は「以前の直営所では長崎市内だけでなく県内や遠くは佐賀からも来てもらっていた。新鮮な海の幸を楽しんでもらえるだけでなく、地元の漁師にとっても魚を直接販売できる場として機能している。戸石の新鮮な海の幸を多くの人に味わってほしい」と来店を呼びかける。

 営業時間は9時~16時。火曜定休。

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