田口ランディさん、長崎で講演会-「原爆」「震災」テーマに

長崎原爆資料館ホールで講演する田口ランディさん

長崎原爆資料館ホールで講演する田口ランディさん

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 長崎原爆資料館ホール(長崎市平野町)で8月4日、作家の田口ランディさんが原爆・東日本大震災・文学をテーマに講演を行う。当日は田上富久長崎市長を表敬訪問する予定で、講演会には市長の来場も。

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 田口さんは原爆をキーワードに現代の若者の姿を描いた小説集「被爆のマリア」を発表するほか、「戦争と文学」大全集にも2作品を掲載。3月11日の震災以来、福島第一原発事故に関わる多くのイベントや講演などで積極的に活動している。

 昨年は原爆犠牲者を慰霊する「8.9長崎水辺の森音楽祭」(8月6日開催)に初めて参加し、原爆に関しての取材活動で感じたことを紹介した。今年で4回目となる同音楽祭の開催のきっかけは、田口さんが執筆した原爆に関連するエッセーだったという。今年も参加を予定する。

 実行委員会の吉田隆さんは「3月11日以降、長崎が世界に対して何を発信できるのかずっと考えていた。田口さんはチェルノブイリ、広島、長崎など被爆地を取材し、東日本大震災後は社会に対していろんな形でコンタクトしている。彼女の話をきっかけに長崎ができることを具体的に考えるいい機会になるはず」と話す。

 開演は19時。参加費1,000円(要電話予約)。予約・問い合わせは「カフェ豆ちゃん」(TEL 095-825-4455、水曜~日曜11時30分~20時)まで。

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