住吉商店街のカフェ「ちゃちゃまる」、持ち込み自由の独自スタイルで人気に

「持ち込み自由」で人気を集める「ちゃちゃまる」の外観

「持ち込み自由」で人気を集める「ちゃちゃまる」の外観

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 住吉商店街にオープンしたカフェ「ちゃちゃまる」(長崎市住吉町、TEL 095-843-7117)がオープンから3カ月が過ぎ、その独自のスタイルに人気が集まっている。

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 同店独自のスタイルは「持ち込み自由」な点。カフェでありながら食べ物などを自由に店内に持ち込んで食べることができるユニークな店だ。

 オーナーの塩見絹子さんは「このビルのオーナーはわたしの主人。以前、美容室が入っていたテナントが移転したため空室になった。シャッターを閉めたままでは商店街のイメージも、ビルのイメージも良くない。新たなテナントをじっと待つより、自分でカフェを出すことにした」という。

 店舗面積は25坪、席数は30席。「ちゃちゃまる」の店名は長崎市内で美容室を経営する長女が命名。「漫画に登場する喫茶店の名前で、老若男女問わず誰でも覚えやすいので決めた」と塩見さん。

 メニューの「一番人気」はモーニングセット(380円)。内容はホットコーヒー、トースト、ボイルエッグ。「価格は手ごろだが、パンはヤマザキのソフトダブルゴールドを使用。卵は隣の店から新鮮なものを仕入れている。コーヒーも有名な松尾コーヒーさんの焙煎(ばいせん)豆を使用している。安くてもおいしさのための手は抜かない」とも。

 持ち込みを自由にした理由は、「コーヒーなどのドリンク類に重点を置き、モーニングなどある程度予測がつくメニュー以外の材料は極力置かないようにしたから」だという。「食べ物を自由に持ち込んでもらうことで店には必要以上に在庫コストがかからず、顧客はコンビニなどで買ったものを気軽に持ち込め、双方にメリットがある」と自信をみせる。店内には280円のドリンクバーも用意する。

 「もちろん採算は考えているが、安くすることばかりの考えでは結局そこに人は集まらない。安くても魅力あるものをどう提供するか工夫するのが経営。それで近所の憩いの場になれば商店街の活性化にもつながる。創意工夫した結果が今のスタイルに行き着いた」と塩見さん。

営業時間は7時30分~19時。日曜定休。

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