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長崎のクレープ店がハワイのかき氷を販売-心待ちの常連客も

ハワイアン・シェイブアイス(ストロベリー)を差し出す店長のマヤさん。

ハワイアン・シェイブアイス(ストロベリー)を差し出す店長のマヤさん。

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 中央公園近くにあるメトロクレープ(長崎市賑町、TEL 095-822-9115)が7月13日、「ハワイアン・シェイブアイス」の販売を夏季限定で始めた。

移動販売の頃

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 2年前にクレープの移動販売店としてスタートした同店。昨年3月に現在の場所に実店舗としてオープンした。ハワイアン・シェイブアイスは移動販売時から夏季限定で販売。日本のかき氷のシャキシャキした食感と異なり、フワッとした食感が人気を集め、一度食べた人がリピーターになることも多いという。

 「毎年この時期になると、『ハワイのかき氷はまだ?』とリピーターの方から問い合わせが来る。ハワイでは上からかけるフレーバーが100種類以上あり、いろいろ試したが日本人の口には9割近くが合わないと感じた。現在当店で提供しているのは、日本人の口に合う10種類。今年は梅雨明けも早く猛暑のようなので、すでにたくさんの人が食べに来てくれた」と店長のマヤさん。移動販売の頃はなかなか売れない時期があり苦労したという。

 以前は保育士だったマヤさん。高校生のころ、保育士のいとこに憧れて保育系の短大に進んだという。資格取得後、実習先の保育士たちの活躍を見ていて、幼いころの体験を鮮明に思い出した。「私が幼いころ、誰もいなくなった保育園で先生と2人で親を待つ間、先生が『明日、みんなをびっくりさせようよ』と、一緒にびっくり箱を作ってくれた。寂しいはずの時間が楽しくてワクワクする時間に変わった」と振り返る。保育園の採用試験でそのエピソードを書いたマヤさん。そんな保育士になりたいと結んだところ園長が採用を決定。以来、個人的な事情で退職するまでの10年間、保育士として勤務した。

 「メトロという名前はニューヨークの地下鉄に由来する。保育士としての10年間は、子どもたちに成長させてもらう時間だったような気がする。さまざまな人種の人たちが大勢行きかうメトロのように、いろいろな人たちに出会える場所として恩返しできればという思いを込めた」とも。

 商品は、カラフルな色合いの「レインボー」(400円)、「ストロベリー」「ブルーハワイ」「パイナップル」など(300円)。50円追加でミルクをかけることもできる。

 営業時間は11時~19時。日曜・祝日定休。販売期間は10月上旬まで。

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