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80~90年代の「長崎くんち」映像、長崎のビデオカメラマンが配信

1980年の元船町唐船祭の映像から

1980年の元船町唐船祭の映像から

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 長崎在住のビデオカメラマン・高橋幸秀さんが2月、ユーチューブ上で運営するインターネットテレビ「Bay-SideTV」で自身が80年~90年代に撮影した記録映像から発掘した「長崎くんち」などの映像3本の配信を始めた。

春節祭の映像から

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 高橋さんが映像に興味を持ったきっかけは、5,000円で買った8ミリフィルムカメラ。単焦点でズーム機能もなく簡単な構造だったが、8ミリカメラを持てたことがとてもうれしかったという。「今では信じられないほどフィルム代や現像代が高かった時代。ちょっとした映像を記録するにも勇気が必要だった」と振り返る。1987(昭和62)年に中華街で始まった小さな手作りイベント「春節祭」は1993年から長崎市が参加して「長崎ランタンフェスティバル」に発展。春節祭の時代から映像をつぶさに記録してきた高橋さんは1993年、福岡のテレビ局が主催した映像コンテストで最優秀賞を受賞した。

 今回配信した映像は「1979(昭和54)年と1990年の太鼓山メモリアル(通称=コッコデショ)」「1980年の元船町・唐船祭の人数揃い(にいぞろい)」「1995年の元船町・唐船祭」の3本。いずれも6分から8分程度に編集されており、被写体の人の名前を字幕で紹介しているものもある。

 「気がつけば膨大な時間の映像が手元に眠っている。8ミリフィルムで記録したものもあれば、8ミリビデオなどの映像もある。映像のデジタル変換が一苦労だが、もう会えない人たちの懐かしい姿を発見したときはグッとこみ上げるものがある。まだまだ発掘したい」と意気込む。

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