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長崎の朝活「ながもげ会」が100回記念パーティー

ながもげ会100回記念パーティーに集まった人たち

ながもげ会100回記念パーティーに集まった人たち

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 長崎で活動する朝活グループ「ながもげ会」が開始以来100回に達したことを記念して3月21日、コワーキングスペース「ツナグバサンカク」(長崎市上町)で記念パーティーを開いた。

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 同会を主宰する香川明世さんは名古屋市出身。東京でキャリアコンサルタントとして全国を駆け回り、自宅には寝に帰るだけで暴飲暴食を繰り返す生活を続けていたという。2011年8月、翌月に結婚を控えた香川さんは不規則な食生活が原因でウエディングドレスが入らなくなったことに強烈なショックを受け、解決方法を探して見つけたローフード健康法を試して結婚式までに体質を改善した。香川さんは同年11月、夫の転勤に伴い長崎に移住した。

 長崎の人たちと交流する中で「長崎をもっと元気にしたい」という思いが募り、その思いを略して名付けた「ながもげ」会を発足した香川さん。2012年4月、長崎市内のカフェで第1回の読書会を開いた。テーマは特に設けず、「あなたが好きな本を持ち寄ってください」と呼び掛けたところ、さまざまなジャンルの本が集まり、参加者からは「先入観で苦手と思っていた本が人から紹介されると面白そうだと思えてきた」など好評だったという。

 香川さんはその後も長崎市内で読書会や朝活を開催。早朝からさまざまな世代、職業の人が交流する場を提供してきた。「朝活を始めて1年11カ月。始めたころは朝活自体がほとんど知られていなかったのに今では複数の朝活がメジャーになっている。自分は基本的に長続きしないタイプだが、これだけはなぜかうまい具合に続いている」と振り返る。「自分で思い当たる継続の秘訣(ひけつ)は2つ。一つは『協力者を見つける』こと。会場の紹介や広報、企画など1人ではできないことをいろいろな人に助けてもらった。もう一つは『息を吸って吐くような感覚』。最初は準備など手間取ったが、慣れるに従い手間をかけずにできるようになった。これからも神経質にならず息を吸って吐くように続けたい」とも。

 パーティーには24人が参加。乾杯に続き100回分の朝活を振り返るダイジェストムービーを上映した後、自分が推薦する本を代表者5人がプレゼンテーションし、参加者全員で、どの本を読みたくなったかを決める「書評合戦ビブレオバトル」を開催。「空飛ぶタイヤ」「雑誌BRUTUS・何しろラジオ好きなもので」「開港400年 長崎の歴史」「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」「わたしのウチには、なんにもない」の5冊がエントリーした結果、「わたしのウチには…」が優勝。優勝者には図書カード5,000円分が贈られた。

 その後は表彰式が行われ、最も多く同会に参加した人に贈られる「MVP賞」、たくさんの人を呼んだ人に贈られる「招き猫賞」、朝から元気を与えた人に贈られる「ムードメーカー賞」が、それぞれ贈られた。今後の企画などについて盛り上がった後、全員で記念撮影をしてパーティーは終了した。

 香川さんは「100回を超えてもまだまだ知らない人が多いはず。もっとさまざまな年齢、職業の人たちに参加してもらえるように現在、新しい企画を考えている。ぜひ参加して何か一つでも自分の人生に役立ててもらえれば」と参加を呼び掛ける。

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