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長崎県時津町で「カナリー映画祭」-「ニュー・シネマ・パラダイス」など名画4本連続上映

「ニュー・シネマ・パラダイス」 © 1989 CristaldiFilm

「ニュー・シネマ・パラダイス」 © 1989 CristaldiFilm

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 とぎつカナリーホール(時津町、TEL 095-882-0003)で3月7日・8日、2日間にわたり名画4本を連続上映する「カナリー映画祭」が開かれる。

「歓喜の歌」でタクトを振る安田成美さん

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 上映作品は「歓喜の歌」(2008年日本映画、114分)、「別れの曲」(1934年ドイツ映画、91分)、「ニュー・シネマ・パラダイス」(1988年イタリア映画、123分)、「Nowhere boy ひとりぼっちのあいつ」(2009年イギリス映画、98分)の4本。

 「歓喜の歌」は落語家・立川志の輔さんの同名落語を映画化したもの。監督は映画「東京タワー」を手掛けた松岡錠司さん。ストーリーは、大みそかの市民ホールを舞台に、「みたま町コーラスガールズ」と「みたまレディースコーラス」という紛らわしい名前のママさんコーラスグループがダブルブッキングされてしまったことが大騒動を巻き起こす。主演の小林薫さんが事なかれ主義者の主人公を演じるほか、安田成美さんや由紀さおりさんらが出演する。見どころはクライマックスの大合唱シーン。

 「別れの曲」はフレデリック・ショパンの伝記映画。1935(昭和10)年に日本で公開したフランス語版が当時日本で大ヒットしたことにより、同作品のメーンテーマ曲「練習曲作品10-3」が日本国内で「別れの曲」と呼ばれるようになったという。上映後は、長崎大学教育学部教授の堀内伊吹さんによるピアノ生演奏が行われる。

 「ニュー・シネマ・パラダイス」は中年男性が映画に魅せられた少年時代と、青年時代の恋愛の思い出を回想する物語。ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品映像とエンニオ・モリコーネの音楽で知られる。主人公の感傷、郷愁、映画に対する深い愛情が描かれた作品。

 「Nowhere boy ひとりぼっちのあいつ」は1950年代のリバプールが舞台。厳格な伯母と奔放な実母の間で葛藤する青年・ジョン・レノンの青春を描く自伝ドラマ。ザ・ビートルズの前身となるバンド「ザ・クオリーメン」や、ジョンが影響を受けたエルヴィス・プレスリーなど、アメリカンロックの名曲が映画の中で楽しめる。2人の母の愛の板挟みで孤独を深める若きジョン・レノン役を、ジャッキー・チェン主演のアクション映画「シャンハイ・ナイト」(2003年公開)で喜劇王チャーリー・チャップリンを演じたアーロン・ジョンソンが演じる。

 上映スケジュールは「歓喜の歌」(7日=10時~、8日=13時~)、「別れの曲」(7日=13時~、8日=15時30分~)、「ニュー・シネマ・パラダイス」(7日=15時30分~、8日=10時~)、「Nowhere ひとりぼっちのあいつ」(7日=18時30分~、8日=17時30分~)。

 入場券は1日券のみ。その日上映される全ての作品を観賞できる。料金は大人=1,000円、小学生~大学生=800円(当日券900円)。3歳未満は入場できない。チケットは同館のほか、浜屋プレイガイド、くさの書店、長崎県映画センターなどで取り扱う。

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