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映画「ペコロスの母に会いに行く」、台湾全土で一般上映

主役の赤木春恵さん(左)と岩松了さん ©ペコロスの母に会いに行く製作委員会

主役の赤木春恵さん(左)と岩松了さん ©ペコロスの母に会いに行く製作委員会

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 長崎市を舞台にした介護喜劇映画「ペコロスの母に会いに行く」(中国語タイトル=去看小洋葱媽媽)が6月13日から台湾全土の映画館で一般上映される。台湾の映画情報サイト「天馬行空」が伝えている。

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 同作は長崎市在住の漫画家・岡野雄一さんが認知症の母を施設に見舞いに行く日常などをコミカルに描いた8コマ漫画。2012年1月に500部だけ自費出版したことがきっかけとなり、映画化や現在20万部を超える商業出版につながった。台湾では昨年7月、原作漫画の中国語版が出版されて台湾全土で話題になっており、映画の上映を待ち望む声が広がっていたという。上映館は台北市内の7館と、その他の都市の8館。多くは中国語字幕版を上映するが、一部の映画館では中国語吹き替え版の上映も行われる。中でも高雄市の映画館では毎日5回上映を予定する(うち1回は吹き替え版)。上映期間はいずれも今月19日までの7日間。

 吹き替え版のナレーションは、日本でも活躍する台湾の女優・林志玲(リン・チーリン)さんが担当。独フランクフルトで今月開催された日本映画祭「Nippon Connection」では、コンペティション部門で「NIPPON CINEMA AWARD」を受賞したほか、アメリカ、韓国で開催された映画祭にも招待され上映された。国内では2013年度のキネマ旬報・日本映画ベストテンの第1位を受賞したほか、映画芸術日本映画ベストテン、毎日映画コンクールなど多くの映画賞を受賞している。

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