長崎・ふんどし天使に思いがけない「お中元」

水中メガネ姿のマイケル

水中メガネ姿のマイケル

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 ふんどし専門店「TeRAYA」(長崎市大浦町、TEL 095-895-8342)の店頭に立つ「ふんどし天使のマイケル」に7月20日、常連客から思いがけない「お中元」が届いた。

かぶと姿のマイケル(今年5月)

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 いつも赤いふんどしを締めて店頭を見守る天使姿の石こう像「マイケル」。多くの通行人から写真撮影をされたり、頭をなでられたりする人気者だ。海の日に当たる7月20日、常連客がマイケルのために「お中元」を持参して、店主・かのこゆりさんの元を訪ねた。

 お中元の中身は「水中メガネと水泳帽」。かのこさんが水中メガネをマイケルに装着したところ、「小顔のマイケルには、ほとんど宇宙服」という状態に。水泳帽もマイケルにとっては巨大サイズだったため、「マイケルの母」を自認するかのこさんは、得意の針仕事を駆使して看板息子のためにリサイズした。

 「2013年11月15日のオープンから1年半ほど。今年5月、マイケルに『かぶと』をいただいた時もうれしかった。節目ごとにプレゼントをいただくのでマイケルが本当の息子のように思え、だんだん母のような気持ちになってくる。6周年はランドセルかな?」とほほ笑む。マイケルに水中メガネと水泳帽を装着したところ、すぐに通行人から写真撮影されたという。

 「前日の19日には、東京から久しぶりに訪ねて来たお客さまから『長崎に行く時は下着を持って行かない』という言葉をもらった。以前、たまたま店の前のホテルに泊まった縁で来店したお客さま。初対面なのにいきなり下着の話で盛り上がる『ふんどし屋』という不思議な空間は、服を来たまま裸の付き合いができる新しいスタイルの銭湯のような気がする」と話すかのこさんは現在、自身が主催する「たましいのAKIRA LIVE」(会場=松が枝町・旧香港上海銀行長崎支店記念館)を今月30日に控え、その準備に追われている。AKIRAさんは作家・ミュージシャンとして多方面で活躍しながら世界100カ国以上を旅する。

 「AKIRAさんを知るちょうど1カ月前に同じ名前の知人が亡くなった。とても偶然とは思えず、居ても立てもいられなくてライブを思い立った。魂の奥底に響く歌なので号泣したい人にはおすすめ。ドレスコードは『ふんどし』と言いたいところだが、チェックは一切しないので安心してほしい」とも。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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