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長崎のイラストレーターが「尾曲がり猫イラスト集」製作プロジェクト

猫の写真(左)と描かれたイラスト

猫の写真(左)と描かれたイラスト

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 長崎在住のイラストレーターでデザイン事務所「トマトデザイン」(長崎市出島町)代表の中江昭久さんが現在、クラウドファンディングを活用して「幸せを運ぶ長崎の尾曲がり猫」イラスト集製作プロジェクトを展開している。

中江さんの愛猫だったブルー

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 1976(昭和51)年に多摩美術大学を卒業した中江さんは、大手洋菓子メーカーでイベント企画や店舗デザインなどを担当。1995年に転職した大手食品メーカーでもパッケージデザインなどを手掛け、2010年の定年退職を機に長崎に帰郷。手描きイラストが売りのデザイン事務所を立ち上げた。

 昨年4月、オリジナルポストカード「幸せを運ぶ 長崎ねこ」シリーズの販売を始めたところ、作品が増えるにつれ売れ行きも増加。9月の新作発売時は、複数のメディアに取り上げられた。今までに2匹の猫を飼った経験があり、たまたま「尾曲がり猫」だったことや、長崎で尾曲がり猫を研究している人たちと知り合ったことがきっかけとなり、尾曲がり猫のイラストを描くようになったという。

 中江さんは「埼玉県に住んでいた20年ほど前、生後約10日の白い子猫を拾った。5年間しか生きられなかったが、ブルーと名付けたその尾曲がり猫に何度も勇気付けられた」と振り返る。「ブルーと長崎の尾曲がり猫がどこかでつながっているような気がする。尾曲がり猫の存在を広く知ってもらうため、クラウドファンディングを使ってイラスト集を世に出そうと思った」と説明する。

 同プロジェクトの支援額は3,000円から受け付ける。リターン品には尾曲がり猫のポストカードや、完成後のイラスト集、支援者が飼っている猫やペットの写真を基に描いたイラストを額縁にセットして届けるコースも用意する(支援額3万円)。

 目標額は30万円。募集期間は2月28日23時まで。

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