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長崎・浜屋百貨店入り口ディスプレーに「ふんどし」ー2月14日は「ふんどしの日」

ふんどしのディスプレー。マネキンは左手前から「とらがら」(3,218円)、「ハローキティ」(4,514円)、「赤むじ」(4,212円)、「めいさい」(3,510円)

ふんどしのディスプレー。マネキンは左手前から「とらがら」(3,218円)、「ハローキティ」(4,514円)、「赤むじ」(4,212円)、「めいさい」(3,510円)

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 浜屋百貨店(長崎市浜町)の観光通り側入り口に現在、カラフルなふんどしがディスプレーされている。

洲加本めぐみさん

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 「ふんどし」が飾られているのは同店がベルナード観光通り側に設ける入り口のディスプレー。入り口の前には昨年9月にオープンした「ハマクロス411」が建っている。

 同ディスプレーは、同店5階・紳士服担当バイヤーの洲加本めぐみさんが企画した。ふんどしは以前から売り場にあったが、白無地や赤一色などの限られた物しかなく、場所も売り場の片隅だったという。洲加本さんは「以前は結婚式の余興に使うなど、限られた人しか買いに来なかった」と振り返る。ある日、長崎市内のふんどし専門店「TeRAYA」(大浦町)の存在を知った洲加本さんは、昨年9月ごろ同専門店を訪れた。

 「これまで『ふんどし』に対して持っていた先入観がどこかへいってしまった。カラーは白や赤、形も限られたイメージが強かったが、カラーバリエーションの豊富さや形がいろいろあることに心底驚いた。バイヤーの血が騒いだ」と話す。「ふんどしの日」がバレンタインデーと同じと知ると、「バレンタインのディスプレーは私にやらせてほしい」と会社に願い出た。「ふんどしの日」に向けて昨年11月ごろから着々と準備を進めてきたという。

 「ディスプレーを始めて日は浅いが、5階まで買い求めに来られるお客さまも増えてきた。3年ほど前までは下着を飾っただけで年配のお客さまから苦情をいただいた。お客さまの意識も大きく変わっているようだ」と説明する。最近は親子連れや夫婦で売り場を訪れる人も多く、ふんどしの話題で持ちきりという。

 「外国船の入港期間中は、和柄のふんどしを買い求める外国人観光客の方がかなり多い。全体的に男性客が多いが最近は女性も増えた。比率は6対4くらい。女性は血流が良くなって冷え症が和らいだとか、下着のゴム跡が残らないから好きという理由が多い。風呂上りに夜だけ使う人もいる」と洲加本さん。

 同店で販売するふんどしの価格帯は2,000円代~4,000円代。「ゴルフ好きの男性は更衣室で人気者になれる。以前はブランド物のトランクスなどが人気商品だったが、男性のお客さまによると最近は『かっこいいふんどし』がトレンドらしい。ご主人や彼にぜひプレゼントされてみては」とも。

 営業時間は10時~19時30分(金・土曜は20時まで)。

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