長崎シビックホール(長崎市常盤町)にある子育て広場で毎月第2水曜の夜19時、「育メンズ倶楽部ながさき」のミーティングが行われている。
ドレミパイプをたたいてクリスマス会の演奏「きらきら星」の練習をする「育メンズ」 (関連画像)
子ども用の小さなテーブルの回りには、スーツやトレーナーなどさまざまな服装をした仕事帰りの男性が次々に集まってくる。同会は「お父さん達が楽しんでいる姿や頑張っている姿を子ども達にみせたい」と今年2月に発足したボランティアグループ。NPO法人「インフィニティー」が育児を楽しむお父さんを応援する活動の一環として運営している。メーリングリストによる情報発信を中心に、芋堀りや竹細工遊び、海遊びなどの催しや、育児勉強会などを年に数回開催。現在、20~30代を中心に約40人のお父さんが登録しており、子育てが終わった50代の男性サポーターも数人いる。
月1回、5~10人程度のお父さんが集まって活動の打ち合わせをしながら、わが子の話や子育てなどの話も飛び交う。「ここのイベントで子どもからベーゴマの遊び方を教えてもらった」「子どもはいつまでサンタクロースを信じているのか」など話題も多岐にわたる。長崎市内の幼稚園で保育士をしている同会代表の久米初さんは「昨年12月に2~3人のお父さんたちと会を作ろうという話になり、とりあえず1年間やってみようと思い始めてみた。たくさんの人に支えられて活動ができるし、父親同士がつながることでとても息抜きになった。母親のつながりとはまた一味違う」と話す。
メンバーは随時募集しており、「時間が合うときに参加できればいい。参加する時間がなくても、メーリングリストで活動を知ってもらうだけでもいい。気軽に登録していただければ」と久米さん。来年1月末には餅つき大会、3月には活動報告を兼ねたシンポジウムなどを予定している。