好文堂書店（長崎市浜町）3階イベントホールで10月24日、タウン情報誌「ながさきプレス」の連載コーナー「本のある時間」と同店とのコラボ講演会が開催される。

　「ながさきプレス」は同名企業（栄町）が運営する月刊タウン情報誌で、1988（昭和63）年12月の創刊以来、長崎県内をエリアとするさまざまな情報を提供。同誌のほかにも「長崎ごちそう大図鑑」「ながさき家づくりの本」などを発行している。

　「本のある時間」は、橋本ゆうき編集長と「ひとやすみ書店」（古町）店主・城下康明さんが「毎月一つのテーマに沿って、お薦めの本について語り合う」という同誌の人気連載コーナー。ひとやすみ書店は「ごく普通のマンションの一室にある小さな書店」で、城下さんが厳選した本だけを置いている。10人も入れば身動きできないほど小さい店内にはバーカウンターがあり、そのユニークさに魅了されて常連客になる人が少なくない。

　同連載コーナーの取材の模様をトークイベントとして公開する同講演会。特別ゲストとして本のソムリエ・井手良平さんも加わり、テーマ「恋の話」について3人でトークを展開する。

　井手さんは、全国から客が訪れることで知られる書店「読書のすすめ」（東京都江戸川区）店主・清水克衛さんの下でスタッフとして働いた経験を持つ。「毎日、『寝るな、本を読め』と清水さんに徹底的に鍛えられた。あの3年間があったからこそ、今の自分がある」と振り返る。

　13時30分開場。開催時間は14時～16時（予定）。入場無料。定員50人。同店では11月14日、清水克衛さんを招いて清水さんの新刊本「魂の燃焼へ」出版記念講演会も予定する。清水さんが長崎で講演するのは初めて。