長崎の地域密着型クラウドファンディングサービス「FAAVO長崎」は4月16日、熊本で発生した震災への緊急支援プロジェクトを開始した。

　4月14日21時26分ごろ、熊本県益城町で震度7を観測する地震が発生。各地で大きな被害を受け、長崎でも現在、余震が続いている。

　長崎新聞社、十八銀行、connne（コンネ）の3社が共同運営するFAAVO長崎は、クラウドファンディングを通じて被災地を支援するため、「熊本復興支援金」を募る緊急プロジェクトを開始した。本プロジェクトでは全国の「FAAVO」を運営するサーチフィールドと協力し、集まった支援金からは通常発生する手数料を一切差し引かず、日本赤十字社長崎支部を通じて全額を被災地に届ける。

　支援を呼び掛ける揮毫（きごう）「緊急支援　なんとかしてやりたか！　がんばれ熊本！　応援プロジェクト」は、書道スタジオ「Start」（長崎市中町）に所属する書道家・寵瑛（ちょうえい）さんの手によるもの。

　支援金額は1,000円～3万円まで8コースを用意。集まった支援金は、入金月の6月に日本赤十字社に届ける。支援者には入金完了後、同事務局から「お礼と報告」のメールが届く。

　担当者は「同じ九州人として、少しでも熊本を支援したい。共感いただける方は、少しでも構わないので力を貸してほしい」と呼び掛ける。

　募集期間は4月27日まで。