脇岬海水浴場近くにあるコミュニティーカフェ「Ripple」で10月15日、映画上映イベント「海辺の映画館」が開催される。主催は野母崎夢塾。
上映作品は2014年に製作された映画「うみやまあひだ」。当時の日本では初めて4K映像を使って撮影されたドキュメンタリー作品。内容は約1300年間にわたって引き継がれている伊勢神宮の式年遷宮を追いながら、漁師・畠山重篤さんとともに木を植え、宮大工棟梁や世界的な科学者の話を聞き、隈研吾さんや北野武さんの宇宙観を聞くもの。日本中をめぐって自然と人とを紡いだドキュメンタリー作品で、タイトルのように「海と山の間」に生きる日本人の心を探求する。
同塾のスタッフは「50年後の未来に子どもや孫にどのような野母崎を手渡したいのか、未来像を考えてみたいと思った。その試みの一つとして、満点の星空の下で波の音を聞きながら映画を見るという実験を行うことにした。作品は話題作や名画などではなく、みんなで話し合って海と関連する自主上映作品から選んだ」と話す。
18時30分上映開始。参加資格は中学生以上。定員50人。入場無料。