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長崎のゲストハウスで映画「アトムとピース」公開記念イベント

松永瑠衣子さん。©ソネットエンタテインメント AMATELAS

松永瑠衣子さん。©ソネットエンタテインメント AMATELAS

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 「NAGASAKI HOUSE ぶらぶら」(長崎市茂木町、TEL 095-836-0306)で10月16日、映画「アトムとピース」公開記念イベント「語らんばnight」が開かれる。

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 映画「アトムとピース」は、被爆3世の松永瑠衣子さんが「世界唯一の被爆国として放射能の恐ろしさを一番知っていたはずの日本人が、なぜ今でも原発にこだわるのか?」という素朴な疑問を胸に、原子力を平和利用する現場を旅するドキュメンタリー。

 長崎生まれ、長崎育ちの松永さんは、高校生のころ「高校生核廃絶1万人署名活動」に参加し、被爆者の証言を後世に残すビデオ制作に携わった。大学在学中に東日本大震災が発生。夏休みに福島の子どもたちを長崎に呼ぶプロジェクトへの参加を続けている。現在は長崎市内の小学校に講師として勤務する。

 映画では松永さんが福島県浪江村、青森県六ヶ所村、長崎大学核廃絶研究センターなどを訪ねるほか、別の撮影班が日米の政治家や専門家へのインタビューを行っている。今年6月~7月の東京での上映を皮切りに、現在までに愛知、神奈川、大阪で公開。長崎セントラル劇場(長崎市万屋町)での上映はイベント前日の10月15日から。22日から広島公開を予定する。

 「語らんばnight」では、「いろんな立場の人たちから本音を聞いてみよう」をテーマにパネルディスカッションが行われる。パネリストは松永さんのほか、長崎大学核廃絶研究センター長の鈴木達治郎さん、被爆者の城臺美弥子さん、サラリーマン平和大使の安永年軌さん。

 松永さんは「主人公目線で、とても分かりやすく学びが多い映画。原発や原爆のこと、政治のことなど、みんなで共有して学び合う場を作りたかった。気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は18時30分~20時30分(予定)。参加費は500円。

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