長崎ペンギン水族館にペンギンアート作品ズラリ-10周年で全国公募

ペンギン美術展で応募作品のイラストに見入る親子

ペンギン美術展で応募作品のイラストに見入る親子

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 4月22日に開館10周年を迎える長崎ペンギン水族館(長崎市宿町、TEL 095-838-3131)で3月19日から、「長崎ペンギン水族館10年のあゆみ展」「ペンギン美術展」が開催されている。

ペンギン美術展に展示の応募作品「ペンギンの起きあがりこぼし」

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 ペンギン美術展では、九州をはじめ全国のペンギンファンから応募のあった写真・絵画・工芸品など、ペンギンをテーマにした力作237点がズラリと並ぶ。応募作品の中から、同館で飼育している8種類のペンギンにちなみ入賞8点、特別賞2点を選出。4月22日の誕生祭で授賞式を行う予定だ。

 多目的ホールでは同館10年間の歩みを年表形式で紹介するほか、ペンギンのレントゲン写真などこれまで開催した企画展の中で好評だったものを再展示するコーナーも。10年間に同館で製作した限定オリジナルグッズ、同館に隣接して作られている長崎の里山を再現したビオトープの成長を示すパネルなども併せて展示する。

 2001年4月22日にオープンした同館は全国的にも珍しいペンギンをメーンにした水族館。キングペンギン、ジェンツーペンギン、マカロニペンギン、イワトビペンギン、フンボルトペンギン、ケープペンギン、マゼランペンギン、コガタペンギンの8種類140羽を飼育する。

 同館飼育展示課の末吉摩耶子さんは「10周年を迎えられるのはひとえにお客さまの応援のおかげ。県外のペンギンファンから『今年も来ました』と声をかけられることもある。『10年のあゆみ展』には館長が大切に保管していた開館当時の貴重な入場券や記念コインも展示している。ぜひ見に来てほしい」と話す。

 館内には災害復興支援の募金箱も設置。今回の震災で日本動物園水族館協会に加盟する14園館が被災している。福島県「アクアマリンふくしま」や宮城県「マリンピア松島水族館」、茨城県「大洗水族館」など津波により大きな被害を受けており、館としても被災した園館へ支援していくという。

 10周年を記念したイベントは8月末まで随時開催する予定。4月22日~24日に開催予定の「長崎ペンギン水族館誕生祭」では「1日館長&1日飼育係体験」の参加者、同館の解説イラストを手がけた絵本作家・金斗鉉(キムトウゲン)さんの指導で大きなキャンバスにペンギンを描く「ぼくもわたしもペンギンアーティスト」の参加者を募集している。問い合わせは同館まで。

 開園時間は9時~17時。入館料は、一般=500円、幼児・小中学生=300円、3歳未満無料。「10年のあゆみ展」「ペンギン美術展」は6月5日まで。

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