長崎で「紫陽花まつり」始まる-ピンク、紫など色鮮やかに染まる

眼鏡橋周辺に数種類の品種のアジサイがずらりと並ぶ

眼鏡橋周辺に数種類の品種のアジサイがずらりと並ぶ

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 長崎市内で現在、「ながさき紫陽花(おたくさ)まつり」が行われている。

中島川沿いの通りもアジサイのプランターで埋め尽くされる

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 期間中、眼鏡橋周辺や長崎駅前などに数種類ものアジサイが所狭しと並べられ、出島やグラバー園、シーボルト記念館などは植栽された多くのアジサイで彩られる。風頭公園、興福寺などの観光地もアジサイ色に染まる。

 アジサイは長崎の市花。出島オランダ商館の医師として来日したシーボルトが好きな花で、日本人妻お滝さんの名をとり「おたくさ」と命名してヨーロッパに紹介している。シーボルトとお滝さんの娘イネは、日本で初めて西洋医学を学んだことで知られる。

 期間中、長崎市では、アジサイの見どころを巡る「ながさき紫陽花さるく」を行うほか、今年は長崎の学生団体が長崎を盛り上げようと「長崎花咲かせるKEN」を結成。市民や商店街などに呼び掛け、アジサイの鉢を置き、アジサイのまち長崎をアピールする活動も展開している。28日には、アジサイが似合う人を選ぶ「AJISAI×NAGASAKI 長花プレゼンツ prince & princess 2011」も開催。観客の投票によりアジサイガール、アジサイボーイが選ばれた。アジサイフォトコンテストも行う。

 眼鏡橋周辺に並べられたアジサイの花はまだ色づいている最中。まつり後半に合わせて彩りを増していく。

 6月12日まで。

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