
フルーツサンドやスイーツのテイクアウト専門店「苺果(いちか)」(長崎市西海町)が5月11日にオープンした。
イチゴ農家を営む楠元航平さんが選果場の一角に開いた同店。9年ほど前に一念発起して独立・就農した楠元さん。畑や店がある琴海エリアは農業が盛んで、特産品の一つになっているイチゴは全国有数の生産地となっていることから、「産地ならではの新鮮なイチゴを味わってもらいたい」とオープンを決めた。
フルーツサンドには「いちご」(600円)や「いちご&チョコ」「いちご&クリームチーズ」(以上650円)のほか、「チョコバナナ」「キウイ」(以上600円)も用意。一番人気となっている「いちごタルト」(680円)は「たっぷりのイチゴをぜいたくに使っている」という。このほか練乳かチョコソースをかけて、そのまま手軽に食べられる「スナックベリー」(350円)やイチゴなどもそろえる。
イチゴは6月末で収穫が終了することや、琴海エリアではスイカやかんきつ、ブドウ、マスカットなど多くの特産品があることから、季節のフルーツを使ったスイーツも順次販売していくという。
「イチゴ生産量3位の長崎県の中でも琴海はイチゴの生産が盛んなエリアの一つだが、地元の人にあまり知られていない。農家がイチゴを使った商品を販売することで多くの人に知ってもらうきっかけにもしたい」と意気込む楠元さん。「おいしいイチゴを食べに来てもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は13時~18時。5月は水曜・金曜に営業。営業日などの情報はインスタグラムで知らせる。