ドライバーに早めのヘッドライト点灯を呼びかける「点灯ありがとう活動」が11月21日、旧香港上海銀行長崎支店記念館(長崎市松が枝町)前で行われた。
長崎居留地歴史まちづくり協議会が中心となって行った同活動。2023年11月から毎年開催し、3回目となる。「おもいやりライト」は16時~18時が「交通事故が最も多い時間帯」であることから、早めにヘッドライトを点灯することで、前方を見やすくするのと同時に歩行者に車の存在を知らせることで歩行者事故削減を目指す活動。「おもいやりライト運動事務局」(横浜市西区)を中心に2010(平成22)年から全国各地で活動を展開。運動事務局が10月から12月にかけて全国各地で一斉展開する「点灯ありがとう」活動の一環として行った。
当日は同協議会のメンバーを中心に地域住民や長崎市、交通安全推進委員、大浦警察署など30人ほどが参加。グラバー園のマスコットキャラクター「グラバーさん」も駆けつけた。参加者らは「早めのライト点灯」を呼びかける黄色いプラカードなどを掲げ、ドライバーにヘッドライト点灯を呼びかけた。
長崎市まちなか事業推進室の職員として参加した平山広孝さんは「歴史を生かしたまちづくりと、交通安全運動がコラボした取り組みは全国的にも珍しいのでは」と話す。9月に「長崎居留地歴史まちづくりグランドデザイン及びアクションプラン」が、まちづくりアワードの構想・計画部門で最高賞となる国土交通大臣賞を受賞していることから、「このエリアの幅広いまちづくりにもつながっているのでは」と話す。