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長崎・晴海台小で卒業生企画の音楽会 平和ソング披露も

Cozueさんの指揮で「へいわのうた」を披露する児童ら

Cozueさんの指揮で「へいわのうた」を披露する児童ら

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 「第2回はるみのまちの小さな音楽会」が11月25日、晴海台小学校(長崎市晴海台町)で開催された。

演奏を披露する長崎OMURA室内合奏団の中原さんと永留さん

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 同校の卒業生で社会福祉法人「南陽会」の理事を務める山崎英和さんが「音楽を通して子どもたちと地域がつながるきっかけをつくりたい」と同校の協力を得て企画した同イベント。毎年11月に開催される長崎市内の小学生が合唱や楽器演奏を発表する音楽会「長崎市小学校音楽会(以下、小音会)」の直後のタイミングに合わせ、昨年初めて開催。音楽や総合学習の一環として児童らに長崎OMURA室内合奏団のメンバーによる演奏を披露。地域の人も集まってもらい、児童らの演奏や合唱を披露していた。

 被爆80周年を迎えた今年は、同校卒のシンガー・ソングライターCozueさんが「日常の平和の大切さ」を歌詞に込めた平和の歌を制作する「へいわのうたproject」を立ち上げ、7月に平和学習の一環として5・6年生児童らに守りたいものや大切なものを考えるワークショップを開催。作曲家が歌詞にまとめてCozueさんと共作した「へいわのうた」を制作。先月完成し、児童らにお披露目されていたことから同イベントでのお披露目が決まった。

 当日は同校体育館に地域の人も多く集まる中、長崎OMURA室内合奏団バイオリン奏者の中原大幾さんとフルート奏者の永留結花さんを迎えて演奏を披露。それぞれの楽器の特徴などについての紹介もあった。三和幼稚園の園児による合唱や晴海台小学校の児童らによる合唱・合奏などと共に、5・6年生が練習を重ねてきた「へいわのうた」を披露した。

 歌詞に晴海台のバス停が登場する曲など自身の楽曲も披露したCozueさん。「へいわのうた」の披露では児童らの前で指揮を執り、子どもたちに思いを託した。「子どもたちが発したメッセージや思いをそのまま歌詞に込めることにこだわった。『子どもたちに作ってもらった曲』という思いがある」と話すCozueさん。「何度か一緒に練習にも参加してきたが、今日が一番の仕上がりだったのでは。音楽会で披露できた今日がスタート。子どもたちにこの歌を広めていければ」と期待を込める。歌声を聞いた来場者からは「ストレートなメッセージが心に入ってくる」などの声が聞かれた。

 最後は4年生が小音会で演奏した「みんながみんな英雄」の合奏を披露し締めくくった。

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