「日本航空で行く　あなたのアニメ聖地巡礼スタンプラリー」スポットが現在、グラバー園内にある旧三菱第2ドックハウス（長崎市南山手町）に期間限定で設置されている。

「にゃーが」の缶バッジ

　日本航空が日本各地のアニメゆかりの地を巡る誘客・周遊キャンペーンとして展開する同企画。アニメツーリズムに取り組む長崎県フィルムコミッションの施策としてタイアップ。山本二三美術館（五島市）に加え、今年12月から長崎県内3カ所にスタンプラリースポットを設置。同所ではアニメ「色づく世界の明日から」にまつわるスタンプラリースポットを設けた。

　長崎を舞台にした同作では現存最古のアーチ型石橋の一つで、国指定重要文化財となっている眼鏡橋や水辺の森公園、長崎の街の特徴とも言える路面電車、グラバー園やグラバー園に続くグラバースカイロードなどが作中に登場。日常の中に小さな魔法が残る不思議な世界を幻想的に描く。

　スタンプラリーはJALグループの国内線を2区間利用し、専用の2次元コードが設置されたスポットでスマートスタンプを集めると1個につき500マイルがもらえる。

　長崎県独自の取り組みとしてスマートスタンプを取得した画面をグラバー園管理事務所などのプレゼント配布場所で提示すると、長崎県の魅力を発信するプロジェクト「長崎の変」のキャラクター「にゃーが」の缶バッジ1つがもらえる。缶バッジは全3種類のデザインを用意。飛行機の利用がなくてももらえる。

　長崎県フィルムコミッションの中村さんは「長崎が舞台のアニメ作品とともに長崎観光を楽しんでもらう取り組みとしてスタンプラリースポットの設置を決めた」と話す。グラバー園の近くにある南山手レストハウス（南山手町）で同作の場面写展示も行われていることから、「スタンプラリーのついでに立ち寄ってもらえれば」と参加を呼びかける。長崎独自の缶バッジのプレゼントは誰でも参加できることから「ぜひ地元の人にも参加してほしい」とも。

　開催期間は来年2月末まで