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長崎で「スプレーアートエデン」の初イベント 「ファイアー」の歓声も

完成したスプレーアートを披露する梅ちゃん

完成したスプレーアートを披露する梅ちゃん

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 SNSで人気を集めているアーティスト「スプレーアートエデン」が12月26日、イオンチトセピア(長崎市千歳町)でイベントを開いた。

炎と「ファイアー」のかけ声とともに作品を描くパフォーマンスが話題になっている

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 スプレーを駆使して周りを楽しませる梅ちゃんと元絵や型紙などを担当する妻のベロちゃんが「夫婦で世界を旅するスプレーアーティスト」として活動する同ユニット。「15年ほど前から世界40カ国以上を巡って腕を磨いてきた」という梅ちゃん。コロナ禍を機に活動の場を国内に移し、2年ほど前からSNSを通じてスプレーアートの魅力と作品を発信。炎を出しながら観客と一緒に「ファイアー」のかけ声とともに作品を描くパフォーマンスが話題となり、現在、フォロワーは200万人を超える。

 昨年始めたイベントは今年7月ごろから、原画やグッズを販売する物販とパフォーマンスの構成となり、全国各地で開催。長崎では初開催となった。

 当日は冬休みが始まったばかりということもあり、朝早くから親子連れや家族連れなどが行列を作り、整理券を配布する10時には400人ほどが集まった。物販エリアではSMキャンバスサイズの複製画(3,000円)やトートバッグ(M3,000円)、サコッシュ(1,300円)などを中心にF6キャンバスサイズの原画などを用意。240万円の原画も展示した。

 12時15分からのパフォーマンスには大勢の観客が詰めかけた。キャンバスに何枚もの型紙を使って描いていくと徐々にモチーフが浮かび上がり、時折炎が上がると観客と一緒に「ファイアー」のかけ声で会場はヒートアップ。最後の仕上げが終わり、型紙を持ち上げると繊細に表現された絵に大きな拍手が寄せられた。30分ほどで猫や龍などをモチーフにしたスプレーアート5点を仕上げ物販エリアに展示すると、次々と購入者が決まった。

 「近くにいる人を笑顔にできればという思いで描いている」と話す梅ちゃん。パフォーマンスを見た観客からは「最初はどんな絵になるのか想像できなかったが、型紙を取り替えながら炎が上がるたびに色鮮やかな絵に仕上がっていく様子がすごかった」「SNSで見ていたが、生でパフォーマンスを見ることができてうれしかった」などの声が聞かれた。

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