長崎市のコニュニティーラジオ「長崎市民エフエム放送」(長崎市大黒町)が9月9日、開局5周年を迎える。
同局は2005年9月9日、NPO法人が長崎市出島のスタジオで開局した。コールサインはJOZZ0AV-FM。出力20ワット。周波数76.7MHzで終日放送。総務省の資料によると、開局は全国で169番目。
同局は、市民が放送枠を有料で借りて自分で放送する市民参加型の放送局。現在40番組ほどを市民らが自ら制作して放送している。内容は硬いものから柔らかいものまでバラエティーに富んでおり、放送している市民パーソナリティーも高校生から年配者まで幅広い。
現在は長崎駅に程近い大黒町のスタジオから放送している。数年前からインターネットでライブ放送もできるようになり、中には県外に多数のファンを持つユニークな番組もある。月曜~金曜の17時からは、女性パーソナリティーによる局独自の情報番組も放送している。
同NPOの大塚理事長は「特別に5周年で計画していることはないが、市民の皆さんが心地良く放送を利用できるように、いつもと変わらぬ状態をキープするのがわたしの役目」と謙虚に語る。