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長崎・淵神社に「フェラーリの絵馬」-フェラーリデザイナー・奥山清行さんが奉納

工業デザイナー・奥山清行さんが淵神社に奉納した絵馬

工業デザイナー・奥山清行さんが淵神社に奉納した絵馬

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 淵神社(長崎市淵町)でフェラーリのデザイナーが「フェラーリの絵馬」を奉納し、参拝者の間で話題になっている。

絵馬が奉納されている本殿

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 絵馬を奉納したのは「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男」として世界的に知られる工業デザイナーの奥山清行さん。奥山さんは今年11月1日にリニューアルされた長崎ロープウェイの新しいゴンドラのデザインを担当した縁で昨年6月ごろ、淵神社の禰宜(ねぎ)を務める下條一仁さんと出会った。

 その後、奥山さんと下條さんは何度か交流する機会があり、「せっかくなら奥山さんに何か形になるものを残してもらいたい」と考えた下條さん。考え抜いた結果、人の思いを形として残す「絵馬」を描いてもらうのが誰にとっても一番いいと思い立ち、奥山さんも快く引き受けたという。

 「本当はサインを書いてもらえればいいという程度で考えていた」という下條さん。10月31日、多忙なスケジュールの中、淵神社を訪れた奥山さんは想像を超えた巨大な絵馬板を見て、びっくり。絵馬板は下條さんが特注して用意した。

 「奥山さんは、しばらく考え込んだ後、『稲佐山の夕日のオレンジをバックにフェラーリを描いてもいいか』と言ってくれた。素晴らしいできあがりを見て本当に感動した」と下條さん。「絵馬は物事が前に進むようにという縁起物。大昔には本物の馬を奉納していたから今でも馬の字を使う。フェラーリのマークも馬なので、この絵馬を見た参拝者が馬のようにしっかりと前進するきっかけになれば」とも。

 フェラーリの絵馬は神社本殿の中に奉納されている。

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