「浜んまち映画祭」が9月18日から、長崎セントラル劇場(長崎市万屋町、TEL 095-823-0900)で開催される。
映画を通じた文化発信と浜町の活性化を目的にする同イベント。ハマスカ実行委員会が中心となって2004年に第1回を開き、今年で7回目を迎える。
実行委員の安元哲男さんは「この映画祭も、毎年1,700人ほどの人が参加する恒例イベントとして定着してきた。今年はカンヌ映画祭受賞作品に着目し、世界各国、幅広い年代、実写からアニメーションまでというコンセプトで作品をピックアップした」という。
前半の9月18日~24日は、オーストラリア映画で女性監督として初のパルム・ドール受賞作品となったジェーン・カンピオン監督の「ピアノ・レッスン」(1993年)、アニメーション映画として初めて審査員特別賞となったルネ・ラルー監督の「ファンタスティック・プラネット」(1973年)、巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督が初めてソ連国外で製作した「ノスタルジア」(1983年)の3作品。
後半の9月25日~10月1日は、日本初のカンヌ映画祭グランプリ受賞作品で、大映初のカラー作品でもある衣笠貞之助監督の「地獄門」(1953年)、テキサスを舞台にしたロード・ムービーの傑作といわれるヴィム・ヴェンダース監督の「パリ・テキサス」(1984年)、巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の代表作の一つ「甘い生活」(1960年)の3作品。
そのほか、イラン出身のマルジャン・サトラビ監督の自伝的小説の映画化「ペルセポリス」(2007年)も9月25日に1回限り、オールナイト上映される。
鑑賞券の半券は、同映画祭に協賛する30店舗でさまざまなサービス券として使える。長崎市役所食堂は龍馬伝説カレーを20%引きに、GEMSTONEはソフトドリンク1杯をサービスするほか、中華料理店「老李」は水ギョーザ1皿と杏仁豆腐(小)セットをサービス。美容室「FEELS」では1.000円の金券として使える。
前売り券は1,000円(6枚セットは5,000円、コーヒーチケット6枚付き)、オールナイト券(25日のみ)=3,000円(パン・コーヒー付き、4作品鑑賞可)。