PCやスマートフォンでラジオが聴ける IP サイマルラジオサービス「radiko.jp」に長崎放送(長崎市桜町)、エフエム長崎(栄町)が参加し、1月30日正午から実用化試験配信を行う。radiko(東京都港区)が1月23日、発表した。
radiko(ラジコ)は、インターネット経由でパソコンやスマートフォンで聴取エリアのラジオが聴けるラジオサービス。電波が入りづらい地域でもクリアな音声で聴くことができる。
今回、長崎のラジオ局2局を含め6局(福井放送、山陰放送、熊本放送、エフエム熊本)が参加。民放ラジオ全100局のうち54局が参加し、聴取エリアは27都道府県に広がった。
聴取方法は、PCの場合はラジコのホームページにアクセスし、スマートフォンの場合は公式アプリ(iPhone版・Android版)をダウンロードして視聴する。
離島が多い長崎県では中継局のアンテナ設置の関係で配信エリアが限られ、AM・FMラジオが聞こえづらい難聴取地域を多く抱える。
「ラジオの難聴取地域の解消や若者のラジオ離れへの歯止め、SNSやyoutubeやストリーム等との連動のしやすさに大きな魅力を感じている」と長崎放送担当者。エフエム長崎担当者は「まずはネットでラジオ聴取できるということをラジオ以外の媒体で広めることに注力し、通勤時のスマホ利用者や日中のオフィス利用者を意識した番組作りに取り組んでいく」と話す。