淵神社(長崎市淵町、TEL 095-861-0836)が2月1日から、節分限定の縁起物を授与する。
同神社では毎年2月1日~3日までの限定で、節分にちなんだ「福豆」「福あめ」「お多福」を授与している。これらの縁起物には財運の神様・福神御像が付いており、期間中、全国から多くの参拝客が求めに訪れるという。
福あめは「福」の文字を金太郎あめの製法で作る日本的なデザインで素朴な味わいが人気。福豆は国産大豆「フクユタカ」をいったもので、豆まきには欠かせない。お多福は白花甘納豆で春をイメージして作られ、優しい甘さが女性に人気だという。
同神社の禰宜(ねぎ)で宝珠幼稚園園長の下條一仁さんは「以前、福山雅治さんが参拝した際に福あめを差し上げた。日本的なデザインを気に入ってもらった」と話す。参拝に訪れた福山さんのファンから、福山さんがコンサートグッズとして「福あめ」を使っていることを教えられた。故郷長崎の淵神社の福あめが福山さんを通して全国に広がっていることに感動した下條さんは、わざわざ参拝に訪れる福山さんのファンと福山さんを結ぶ手伝いはできないかと考え、参拝記念として福あめを無料で配ったこともあるという。
「この時期、ランタンフェスティバルに訪れる人たちが神社にも足を運んでくれる。中国の福をいただき、日本の福もいただいて穏やかな春が迎えられれば」とも。
初穂料は、福あめ=200円、福豆=300円、お多福=500円。