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「ナガサキデザインニュース」創刊-長崎のデザインを紹介

メンバーの佐藤瞳さん

メンバーの佐藤瞳さん

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 デザインに関するさまざまな啓発活動を行っている「null 長崎都市・景観研究所」は1月15日、長崎のデザイン情報を伝える有料広報紙「ナガサキデザインニュース」を発行した。

「ナガサキデザインニュース」創刊号

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 長崎で活躍するデザイナーを紹介するコーナーでは、山崎加代子さんを特集。山崎さんは「長崎さるく」のロゴタイプや季刊誌「樂」のデザインスタッフ、「長崎水辺の映画祭」のデザインや審査員を務めるなど、長崎を拠点に幅広く活躍するデザイナー。市内中心部の東古川町の出身で、子どものころに狭い街並みに店が密集している風景に、心が躍った思い出が今のデザインのベースになっているとのエッセーを寄稿し、作品の一部を写真で並べている。

 A3版両面印刷を折り畳み、A6版サイズで透明の袋に入っている。「なぜこれを作ったのかとよく聞かれるが、長崎にこんなものがないからというのが答え」とnullメンバーの佐藤瞳さんは話す。佐藤さんは「ナガサキデザインニュース」のタイトル文字デザインやグラッフィックデザインに関する記事を担当した。

 「フリーペーパーにすれば広告を入れなければならなくなり、デザイン性や独立性を失う。デザインはこれからの時代のキーワードであり、あらゆるものにとって絶対に必要なものになる。デザインを志す者として、デザインの本質的な価値を長崎を愛する人たちに届けたい」とも。紙の開き方にもさりげない工夫を施し、A3全面となるページには、工業デザイン、グラフィックデザイン、都市デザイン、情報デザインのテーマごとにメンバーが選んだニュースを紹介している。

 メンバーの「にわ仮面」さんは、「勢いで1000部作ったが、これでもうけようとももうかるとも思っていない。長崎をデザインで元気にしたいのが自分たちの共通の思いだが、置いてもらう店がまだ足りない。昨年5月に行った『カワイイ大冒険』の特製マップがおまけで入っているので、置いてもいいという店はぜひ連絡してほしい」と呼び掛ける。

 奇数月15日発行。価格は50円。

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