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長崎で中小企業経営支援のためのSNS開設-専門家による経営相談も

「ビジサポ長崎.com」のメンバー

「ビジサポ長崎.com」のメンバー

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 企業の経営支援などを行う「ビジネスサポート長崎」(長崎市平和町、095-808-0223)が4月、中小企業の経営者や創業予定者が税理士や司法書士などの専門家と気軽に交流できるSNS「ビジサポ長崎.com」を開設した。

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 同社の東雄一社長は13年前から経営支援の会社に勤めていたが「大手から中小までいろんな企業を支援してきたが、本当に経営支援が必要なのは社長以下数名の小さな企業だとつくづく感じた。ところが、そんな小さな企業を支援するところはほとんどない。ならば自分が」と2005年に創業した。しかし、当初はなかなか思うようにいかず壁にぶつかる毎日が続き、「本当にこれで良かったのか?」と自問自答の日々だったという。

 ある日、東さんはアントレプレナーセンター(東京都中央区)の福島正伸社長が主宰する「ドリームプラン・プレゼンテーション(略称=ドリプラ)」と出合い転機が訪れる。ドリプラは事業プレゼンテーションの詳細を審査するのではなく、その事業が実現したときの夢を10分間で語り尽くし、会場の全員でその夢を疑似体験する体験型プレゼンテーション。2011年11月、東さんは「ドリプラ長崎」を長崎で初開催。ドリプラのプレゼンターは7月の合宿を皮切りに、定期的に長時間の勉強会に参加してプレゼンテーション能力を磨くことが求められる。それでも最終審査で落とされる人もいるという厳しい過程を経て大会当日を迎える。東さんはプレゼンターらを、時に励まし、時に厳しくしかりながら、全てのプレゼンターが自分自身を磨きあげる支援を地道に続けてきた。その結果、昨年11月の第2回大会は、会場となった長崎大学・中部講堂が東さんの支援者であふれた。

 「結果的には苦しんできたことが宝物になった。規模の大小にかかわらず経営者の多くが毎日苦しんでいる。ドリプラに出合って、たくさんの人と苦しみや悩みを共有し喜びを分かち合えたことで、自分のビジョンがだんだん見えてきた」と振り返る。13年間、経営支援という仕事や自分自身の体験を通じて「自分に提供できる価値とは何か?」と問い続けてきた結果、「誰もが気軽に専門家のアドバイスを受けられる経営支援特化型SNS」という答えに達した。

 同SNSには現在、税理士、司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー、インターネットコンサルタント、人材育成支援、カラーコーディネーターなど11人の専門家が登録している。SNSに入会すると年会費だけで経営者は専門家に経営の悩みを、創業予定者は創業の方法などを気軽に相談できる。SNSを使って経営者同士で交流することも可能だという。

 東さんは「独自システムのSNSで、セキュリティーには特に万全を期している。詳しい使い方などは気軽に問い合わせてほしい」と呼び掛ける。

 利用料は、登録料=1万円、年会費=1万2,000円。
 長崎市民会館で4月23日14時から利用者説明会、15時30分から無料経営相談会を行う。入場無料。4月23日までの入会者は登録料無料。

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