長崎伝習所・東京出島塾が現在、「長崎・愛の始点プロジェクト」への参加を呼び掛けている。
長崎伝習所は市民と行政が一緒に人材育成やネットワーク作りを行い、地域活性化を促す目的で長崎市が推進するプロジェクト。テーマごとに「塾」と呼ばれる活動が毎年複数行われている。2013年度の「東京出島塾」は東京から長崎の魅力をアウトプットすることを目的に掲げており、東京在住の若い長崎出身者で構成する団体「しんかめ」のメンバーが運営している。同塾は昨年、長崎新聞の協力を得て架空の新聞「長崎未来新聞」を発行し、その前向きで明るい未来の長崎の姿が話題になった。
「長崎・愛の始点プロジェクト」は長崎で愛が始まった場所「始点」がどこにあるのかを発見し、実際の地図上にマッピングしていくというもの。「愛の告白をした場所、された場所」「プロポーズした場所、された場所」など、長崎で始まった愛について「具体的な場所」のアンケートにネット上で順に答えていく。さらに本人だけではなく、その両親や祖父母などに聞き取り調査することを提唱。多くの「愛の始点情報」の提供を呼び掛けている。
「両親や祖父母の愛の始点は言い換えれば『自分自身の始点』でもある。両親や祖父母は照れくさがるとは思うが、心から気持ちを込めて聞き出せば答えてくれるはず」と、同塾長の大瀬良亮さん。「合言葉は『ラブ・ストーリーは地図上に』。長崎を平和の街からラブ・アンド・ピースの街にできれば」とも。
アンケートの第1回締め切りは3月2日。結果は地図上にマッピングして、伝習所祭りが行われる3月21日付けの長崎新聞に掲載する。