長崎市立図書館(長崎市興善町)多目的ホールで4月3日、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(通称=もしドラ)」(ダイヤモンド社刊)の著者・岩崎夏海さんの講演会が開かれる。
岩崎さんは1968(昭和43)年、東京都生まれ。大学卒業後に秋元康さんに師事し、放送作家として活躍。「とんねるずのみなさんのおかげです」「ダウンタウンのごっつええ感じ」などのテレビ番組を手掛けた。2005年から2年間、AKB48のアシスタントプロデューサーを務めている。
2009年12月に「もしドラ」を発表。高校野球のマネジャーをすることになった女子高校生が、マネジャーの仕事を知るために書店でマネジメントの本を探した際、勘違いしてドラッカーのビジネス書「マネジメント」を購入。後で勘違いに気づくが、高かったからもったいないと読み始めたところ、次第に魅了され実際のチーム運営に応用していくという物語。サムライジャパン野球文学賞特別賞、第45回・書店新風賞、第16回・AMDアワード優秀賞を受賞した。発行元のダイヤモンド社は、同書で創業(1913年)以来、初めてのミリオンセラーを記録。2010年10月に100万部、2011年4月には200万部を突破した。
主催者の東雄一さんと鬼塚裕司さんが「一流に触れるチャンスが少ない長崎で、本格的にドラッカーを学ぶ機会を作れないか」と岩崎さんにコンタクトしたところ、快諾を得て実現したという同イベント。「今回はただ話を聞くのではなく、ライブ感を重視している。感受性豊かな若者には大人以上に得るものが多いはずなので、特に触れてもらいたい中高生は入場無料にした」とも。
当日は岩崎さんのトークライブのほか、来場者参加型パネルトーク、ドラッカー公開読書会、サイン会などを予定する。
開催時間は18時~21時。参加費は3,000円(当日=4,000円)。高校生以下は入場無料だが成人の同伴者が必要。定員は大人70人、中高生30人。問い合わせはビジネスサポート長崎(TEL 095-895-8056)まで。