チトセピアホール(長崎市千歳町)で6月20日、自由な創作活動の場を提供するワークショップ「ツナグ・アートワークス」が開かれる。
誰もが自由に創作活動できる場所を提供する同イベント。同館の出口亮太館長は「自主事業として取り組む最初のイベントとなる。アート活動を通して地域で障がい者支援を行うNPO法人『Tsunagu family』(江戸町)と活水女子大学(東山手町)の古賀ゼミが協働で行うワークショップ。午前中の短い時間だが、ぜひ多くの人たちに楽しんでもらいたい」と話す。
担当スタッフは「普段の私たちは障がい者支援を行っているが、障がいがある人も、ない人も歓迎する。創作活動が苦手な人は、ほかの人の活動を見に来るだけでも構わない。自由に絵を描いたり、粘土工作をしたりすることが、自分自身の可能性が広がったり、自分の居場所が見つかったりすることにつながるだろう。ひょっとしたら、アーティストの才能が突然開花するかもしれない」と同イベントの意義を説明する。
会場は創作の場であると同時に、仲間を作るコミュニティーの役割も果たすという。「ちょっと変わった絵や、変な形や色でも自分を自分らしく表現することが一番大切。素直な自己表現ができれば、きっと誰かがその才能に気づくはず」とも。会場ではいろいろな分野の専門スタッフが得意分野を生かして活動をサポートする。画材などは主催者側で用意するが、持ち込みも可能。
開催時間は10時~12時。参加無料。