長崎県美術館(長崎市出島町)で10月14日、長崎県出身の漫画家・渡辺航さん原作の人気漫画「弱虫ペダル」複製原画展が始まる。
渡辺さんはMTBやロードバイクなど自転車をこよなく愛する生粋のサイクリスト。同作の連載を続けながら、自身も多数のアマチュア自転車レースに参戦している。2008年に「週刊少年チャンピオン」で連載が始まり、既刊の単行コミックは41巻(今年8月に最終巻発売)、累計発行部数およそ1,400万部のヒット作。今夏、アニメーション映画も公開された。
複製原画展は、開館10周年を記念して同館が今年7月から開催している「コラボレーション企画」第3弾。「弱虫ペダル」の原画を精密かつ忠実に再現した複製原画16点を展示する。開催期間中、8月9日に開催された渡辺さんの講演会の様子も一部上映する。
同館の広報担当者は「複製原画といっしょに渡辺先生のメッセージも展示する。ファンの方はもちろん、一般の人でも製本された漫画とは一味違う楽しみが味わえるはず。ぜひ気軽に立ち寄ってほしい」と呼び掛ける。
開館時間は10時~18時。入場無料。10月29日まで(10月26日は休館)。
ほかにも館内イベントとして、スタンプを全種類集めるとオリジナルポストカードがもらえる「弱虫ペダルスタンプラリー」や、弱虫ペダル(1巻~3巻)を試し読みできる「弱虫ペダル入門」を開催している(以上、参加無料。来年3月31日まで)。