ミス・ユニバース・ジャパン長崎大会の予選を通過し、最終選考に残った16人が11月7日、諏訪神社(長崎市上西山町)で茶道を学んだ。
2014年に辻恵子さん、2015年に宮本エリアナさんと、2年連続で長崎から日本一を輩出している同大会。本年度の最終選考に残ったファイナリスト16人は、さらに洗練された美しさを目指して「ビューティーキャンプ」と題するさまざまなクラスを受講している。日本の伝統的な「おもてなし文化」を学ぶため、今年初めて茶道の授業や雲仙市での女将(おかみ)修行などを取り入れた。
諏訪神社の起源は、1555年に長崎織部亮為英(第14代長崎甚左衛門純景の弟)が京都・諏訪神社の分霊を風頭山の麓に祭ったという説があるが別説もある。戦国時代に長崎はキリスト教徒の支配地となったため、社寺は同社を含め全て破壊された。江戸時代に入った1625年、長崎奉行・長谷川権六や代官・末次平蔵らの支援で再興され、1651年に幕府から土地の寄進を受けて現在地に遷座したが幕末に火災で焼失(1857年)。現在の社殿は1868(明治元)年に再興されたもの。同社の大祭として1634年に丸山町・寄合町の踊り奉納で始まった「長崎くんち」が知られている。
ファイナリストたちは9時から本殿でおはらいを受けた後、表千家教授・浅田美穂子さんの指導を受けて約2時間半、真剣な表情で茶道に挑戦した。
長崎大会本選は11月22日15時からハウステンボス(佐世保市)タワーシティープラザで開催され、長崎県代表1人が選出される。