みらい長崎ココウォーク（長崎市茂里町）のイベント広場で12月23日、「今宵は大人のクリスマス・ミュージックカクテル」と題したミニコンサートが開かれた。

演奏するメンバーら（左から永留さん、浜野さん、光田さん、西村さん）

　同コンサートを開いたのは、シーハットおおむら（大村市）を拠点に活動する「OMURA室内合奏団」のメンバーら4人。夕方18時のコンサート開始時間が近づくと、コンサートのチラシを手にした人やたまたま通りかかった買い物客などが集まった。

　「サンタが街にやってくる」などの誰でも知っている曲が始まると、体でリズムをとる人もチラホラ。「大人のためのコンサート」というテーマにもかかわらず、子どもも大いに楽しんでいた。

　OMURA室内合奏団はプロの室内オーケストラとして県内在住や県内出身の演奏家を中心に2004年4月に結成。当日は、メンバーの永留結花さん（フルート）と光田聰子さん（チェロ）のほか、ゲストとして浜野久子さん（ピアノ）と西村忍さん（パーカッション）が加わり、演奏を繰り広げた。

　「リベルタンゴ」「スターダスト」、映画「戦場のメリークリスマス」の主題曲などが流れ始めると、会場の雰囲気はガラリと大人のムードに変わり、目を閉じて聴き入る人の姿も。

　司会進行役も務めた永留さんは「昼の部では子ども向けの曲を中心に演奏して楽しんでもらった。音楽は老若男女を問わず人を和ませる。実際にこうして聴衆を前に演奏する時が私たちも一番楽しい時間」と話す。最後のアンコールでは会場が一体となって大きな手拍子が起こり、演奏が終わると惜しみない拍手が送られた。