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長崎で児童養護施設からの自立支援団体が発足 

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 自然食品レストラン「ティア」(長崎市銅座町)で4月8日、児童養護施設を退所する子どもたちの自立を支援するNPO法人「長崎はばたき支援会」の設立チャリティー懇親会が開かれる。

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 長崎市内で飲食店を経営する山口憲男さんが会長を務める同法人。山口さんはこれまで「さまざまな事情を抱えて苦労している人たちに数多く出会ってきた」と振り返る。

 「何不自由なく親元で暮らせる人もいれば、さまざまな事情で幼いころから困難に立ち向かわなければならない人たちもたくさんいる。特に児童養護施設を退所した直後は、経済面で自立するのが本当に困難なことが多い。その期間を何とか乗り越えてもらうことで、将来ある若者に道を外れることなく幸せな人生を歩いてもらいたいと思った」と設立趣旨を説明する。

 同法人は県内11施設から子どもたちが巣立つ際、1人当たり10万円の自立資金を支援することを目指す(総額約400万円)。懇親会では設立の趣旨説明が行われるほか、参加費のうち3,000円を寄付金として子どもたちの自立資金に充当する。

 懇親会で報告する内容は「平成28年3月の児童養護施設退所状況」「同年4月現在の高校3年生の入所状況」「今期退所して自立する子どもに対する支援内容」「認定NPO法人のメリット」のほか、平成28年度の活動について報告する。

 開催時間は19時~21時。参加費は5,000円(食事代=1,700円、経費=300円、寄付金=3,000円)。定員60人。

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