長崎の着物サロン「キモノホッペン」(長崎市鍛冶屋町)で5月3日~5日、熊本地震で被災したカフェが「出張ガレットカフェ」を開く。
ガレットは、そば粉を原料とするクレープのようなフランス北西部発祥の郷土料理。出張カフェは、熊本地震で休業を余儀なくされた「ティアンティアン」(熊本県阿蘇市)が営業する。
営業再開に向けた取り組みとして、店主の山田眞由美さんと以前から交流があった、キモノホッペン店主の市原ゆかりさんが提案して実現した。
通常のガレットは皿に盛りつけられるが、今回は片手で食べられるようにイベント向けの加工を施し、持ち帰りもできる。ホッペンのスタッフもカフェスタイルで手伝うという。ガレット(650円)のほか、焼き菓子やスペシャルメニューなどを用意する。
「営業再開までは長丁場になると思う。これを機会に末長くよろしくお願いします」と山田さん。市原さんは「わずか3日間ながら被災した友だちの役に立ててうれしい。ぜひ遊びに来てほしい」と呼び掛ける。
営業時間は11時~20時。