長崎の旧・丸金湯で討論会「銭湯まちづくりがアチチ」

全員で記念撮影

全員で記念撮影

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 長崎市内の廃業した銭湯で5月28日、街づくり討論会「いま、銭湯まちづくりがアチチ」が開催された。主催はnull長崎都市・景観研究所。

会場となった銭湯跡

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 同イベントは主催団体の設立6周年を記念して開かれた「null FES」の一環。2009年に廃業した旧丸金湯(長崎市館内町)の女湯を会場に、同団体や地元の自治会関係者、街づくりに関心を持つ市民など約40人が参加した。

 福岡を中心に活躍する架空の不動産会社「アナバ不動産」のメンバーも参加。午前中に地元の参加者と一緒に館内町を回って記録した写真に、さまざまな妄想を加える発表を行うなど会場は笑い声に包まれた。「番台」で販売するコーヒー牛乳を買い求める人の列が出来たり、昔ながらの木製のロッカーに長崎市内の銭湯に関する調査をした記録の展示が行われたりした。「まだ7軒残っているんだ」と驚きながらも、無くなっていく昭和の風景を惜しむ声も多かった。

 主催団体の関係者は「新しいものばかりでなく、これまであったものを見つめ直すことは必要だと思う。こんな素晴らしい会場が残されているのだから、これからもいろいろと活用させてもらいたい」と話す。

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