長崎駅前にある「ホテルウイング・ポート長崎」(長崎市大黒町)がリニューアルして約3カ月がたった。
同ホテルでは現在、改装を機に導入した「プレミアムフロア」を利用する女性客が増えている。
改装工事では、最上階部分の10階・11階フロア(全40室)を「プレミアムフロア」として位置づけ全面リニューアル。今年5月31日から運用を始めた。
同フロアの特長は、「ライティングデスクの廃止」「全室にソファー設置」「シングルにもダブルベッド(幅140センチ)採用」「USB充電ソケット」「ユーチューブ視聴対応の32型液晶テレビ設置」「波佐見焼ブランド『マルヒロ』のマグカップ設置」など。
テレビは携帯端末の「ミラーリング機能」とリンクし、ケーブルを使わず自分の端末の画面をそのままテレビに映し出せる。
田川豪支配人は「従来は男性ビジネス客が多かったが、体感としてプレミアムフロアの女性客が着実に増えている。男女比は半々」と話す。「本来はビジネス客の利用形態の変化に対応するために改装した。ところが家具をシンプルにして『ゆったり感』を重視したことが女性観光客に受けたようだ。連泊した時にユーチューブの無料視聴で暇つぶしできるのが便利という女性も多い。思わぬ誤算だがうれしい」とも。
料金はプレミアムシングル(1人)=9,020円、プレミアムダブル(2人)=1万2,280円(以上、宿泊日により料金変動あり)。